
今日は奄美大島よりホマレがお送りします。
一昨日梅雨明けをした奄美大島、夏の日差しの強い太陽がサンサンと降り注いで最高のダイビング日和となっています!!
そんな梅雨明けと同時に一昨日見つけた取れ立てホヤホヤのネタ『ピグミーシードラゴン』と呼ばれる
学名:Kyonemichthys rumengani(キオネミクティス・ルメンガニィ)
自分が奄美でガイドを初めて5年越しで昨年やっと見つけたこのヨウジウオの仲間!
昨年いた子は1カ月ほど居ついてくれ、北風で荒れた波にさらわれいなくなってしまい、
また見つかるまで数年かかるかと思っていたら今年は早々に出現してくれました。
一見岩から生えた海藻やゴカイなどの一部かと思うのですが、よ~く見るとメチャクチャ細~い体に小さくてつぶらな瞳と背ビレも見えます。
この小ささでうねりなどに合わせてフワリフワリ動きながらエラ呼吸をしている姿がまた可愛らしいです。
アンテナのような長い棒状のようなものが背中には3本!!
いろいろ傍受しています(笑)
なかなか写真などで絵にならない生物の一つですが、探し求めていた生物の一つだけに見つけた時にはオォォォォォーっと
水中で声が出てしまいますね。
近くにいるゲストさんはビックリしてしまうくらい大きな声なのでご用心(笑)
泳ぎは見るからに上手くはないのですが、ゆったりとした動きと岩についたプランクトンをつつく姿はまさにスロー再生!!
プレッシャーを感じて焦っていてもフワッと浮いて移動というゆとり世代のようなハートの強さを兼ね備えています。
昨年は波でいなくなった相棒の代わりにペアになったこの頼りないまだ体の透き通った幼魚も居着いてくれたので、
今年もペアになり、長く楽しませてくれることを祈ってそっと見守りたいと思います。
これからいろいろな生物が見つかりそうな奄美の海のポテンシャルの高さは侮れません!!
乞うご期待!