
今日は奄美大島からホマレがお送りします!!
8月の頭くらいから続いた30℃の水温。
8月5日に来た台風でもほとんど下がらず、サンゴの白化が進んでしまいました。
9月に入りすこしずつ気温が下がり、水温も少しずつ下がってきたのですが、進んだ白化現象の行くへはこのサンゴたちの生命力の強さを信じるしかない感じです。
真っ白になったサンゴは船の上からでもはっきりとわかるくらい明るく美しさもありますが、同時に痛々しさもあります。
これから藻が付き褐虫藻が戻れなくなってしまうとあとは朽ちて茶色くなっていってしまいますが、これまで高水温にも耐え凌いで来た彼らに踏ん張ってほしいところです。
白化がもたらすものはサンゴだけでなくイソギンチャクにも同じことが起きます。
ただイソギンチャクはサンゴよりも捕食能力に優れているので白化してももとに戻る力が
あるためサンゴ程心配することなく、この美しさを楽しむことが出来ます。
紫の濃かったイソギンチャクも淡い色に姿を変えて華やかさが増します。
白化の光と影を切り取り今後のサンゴを見守りつつ海をより楽しんでもらえるように
伝えることが出来たらと感じる今日この頃でした。
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