最近みぃさんは、流行りのTG-3でバンバンいい写真を撮ってきます。
それを見た親方が、「TG-3じゃなくたって撮れるもん!」と
対抗心を燃やしてCanonのコンデジでレンテンヤッコの幼魚を撮ってきました。
あれ、それって僕がこの前一眼で苦労して撮ってきた子だよ・・・。
出た~必殺スタッフ潰し!!もう、バッカ~ん。
伊豆諸島・八丈島より、石野です。
先日、親方がチゴベニハゼを見つけて来ました。
「八丈初記録だ~!すげ~!」と舞い上がっているものだから、
そんなハゼだったら僕も撮っておかなきゃ!
でも、簡単に撮らせてはくれません。
とても警戒心の強い子で、カメラを向けるとすぐに引っ込んでしまいます。
それでも諦めずに通い続け、なんとか写真に収めることができました。
珍しいんだから、みんなが撮りたがる人気種のはずです。
それから数日が経ち、レグルス常連のフォト派ダイバーが来ました。
さりげなく親方が「撮る?」と聞くと、
「いらない。」
と一蹴。
聞けば、このチゴベニハゼ。
沖縄やフィリピンに多く生息するようで、
海外へよく行くゲストにとってはありふれたものだったのです。
その地域で珍しいからといって、
安易に見せちゃいけないんですね。
ゲストが普段潜っている海を考慮すること。
そのために魚の分布を知ること。
その大切さに気づいた出来事でした。
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