僕の手には、手相がほとんどありません。
研磨剤で磨いたようにツルツルで、生命線と運命線が爪で痕をつけただけように薄く弱弱しいんです。
生命線が短い人は生命エネルギーがなく、運命線が短い人はやる気がないらしい。
将来、独立するために頑張っているはずなのに、
自分の手のひらがまず応援してくれていないって・・・もう、ばか。
伊豆諸島・八丈島より、石野です。
春休みに伊豆各地でダイビングをしてきました。
それぞれのポイントで吸収することが多く、まだ全ては消化しきれていないですが、さっそく大きな変化が生まれました。
それは、ナイトダイビングをするようになったことです。
きっかけは、地域ごとに差異はあるものの最終エクジットの時間が“夕方まで”と決められていたことでした。
八丈島ではそれが“9時”なので、ナイトダイビングだって年中潜りたい放題。
それなのに、今まであまり潜ってこなかったんです。
一方大瀬崎では、水曜日と土曜日限定でナイトダイビングができるようになっていました。
「限定」と言われたら潜らなきゃいけない気がして?(笑)
せっかくなので潜ったところ、なんと夜行性のヤセオコゼに出会ったんです。
ナイト「限定」の生き物に会えた喜びもさることながら、青く輝く瞳に心も奪われてしまいました。
また、大瀬崎といえば、大瀬館マリンサービスのカズさんがいます。
いつもナイトで得た面白い話を投稿していて、読む度に羨ましいな〜と思っていたんです。
八丈に戻ったら絶対ナイト、特にライトトラップで浮遊系ダイビングやるんだと決めて、さっそく先日やってきました。
いったい何が出るんだろうというワクワクで、エントリーする前から笑みがこぼれ落ちて仕方がありません。
最初に見つけたのは、八丈ではナイトならトラップを仕掛けなくてもよく見かけるミミイカ。
初めての試みですから、まずはこんなものです。
見られるといいな〜と思っていたのはボウズギスモドキの幼魚。
夏になるとサビクダリボウズギスモドキが見られるのですごく期待していたのですが、
今回見つけたのはクロホシイシモチと思われる幼魚。
テンジクダイ違いですが、こちらは綺麗な黄緑色に輝いていたので見られて大満足。
そして今回一番のヒットはこれ。
ソデイカのものと思われる卵塊です。
水面に向けてライトを照らしたら、なにやらイカスミのようにふわ〜っと漂う塊を見つけて
近寄ってみると色鮮やかなピンク色をした小さな粒つぶでした。
宇宙に散りばめられた星のように美しかったのを覚えています。
どこから流れてきたのかわかりませんが、暗闇の向こうに親がいると思うだけでドキドキが湧いてきます。
せっかく毎日ナイトで潜れる環境があるのに、これを活かさない手はありません。
何より、やってみて本当に面白かったんでハマってしまいそう。