夏前に月っと短くしてから伸ばしっぱなしで
まるまるっとしていた髪をようやく切ってさっぱりしました。
いつも髪を切ってくれるお兄さんが帰り際にニタニタしてるから
怪訝な顔で見ていたら「なんだか風格出てきましたね。」
って今日はお休みだったからヒゲ剃ってないだけじゃ!!
伊豆諸島・八丈島より、石野です。
このところ日が短くなってきてHOTけNIGHTをやるには最適な季節になってきました。
それなのに、昨年同様10月はあんまり面白くない。なんでだろう。。。
ただただ5mで60分浮いているだけ、なんて日もありました。
エンリッチ使用なので窒素抜きな上に、酸素バー並みの癒し効果があるわけですが、
どうせなら何か見たい。。。
切ナイトが続いてさすがに明日はやりたくないなって思ってたら
代わりに夕暮れ時の産卵を狙うのがいいんじゃないかなってことに気付きました。
ところで、八丈島での産卵で狙いやすいものを挙げると、
まず、夕方からキンギョハナダイやカシワハナダイが産卵をはじめます。
日暮れが近づくと、レンテンヤッコやトサヤッコなどのヤッコ系。
日没直前にミヤケテグリやコウワンテグリなどのネズッポ系が産卵をします。
一時黒潮が蛇行して水温が低下したものの、
再び接岸し30mを超える透明度と26度の高水温が続いているので
10月になっても魚類の産卵がすごく熱いです。
日が短くなったということは、日中3本潜るのに慌ただしくなってしまうということですが、
むしろ、遅めの3本目で産卵を狙うには好都合なのです。
かく言う僕はこれまで産卵を狙うダイビングの経験が極端に少ないので
自分で写真を撮った頃もありませんでした。
そこで、まずは手始めにカシワハナダイ♂の婚姻色を狙いに行ってきました。
水深25m付近にあるカシワハナダイのハーレム。
そこから婚姻色のオスを探します。
初めてのハナダイ撮影は、彼らの動きが早くてまともに追っかけられません。
カシワハナダイ♂の婚姻色は、最も色が濃い時に背びれの基底に白いラインが走ります。
難しいことに、常にラインが出ているわけではなく、
少しでもプレッシャーをかけると瞬時に色が薄くなってしまうのです。
すばしっこく飛び回るカシワハナダイ♂の婚姻色を撮るだけでこんなに難しいなんて!
産卵まで狙ったら忙しすぎて目が回ってしまうんじゃないでしょうか。。。。
写真には撮れずとも、水中で見るカシワハナダイ♂の婚姻色は見惚れるほど美しく、
ギンギンのオスが何匹も乱舞している光景は一度は見ていただきたいです。
ちょうどこれからがカシワハナダイの旬!!