
井田ダイビングセンターよりカマです。
6月もあっという間に後半に差し掛かり、夏の訪れも徐々に肌で感じれるようになってきましたね。
前回の投稿でもご紹介させて頂いたキンギョハナダイの産卵行動。
去年からアカオビハナダイと共に追っかけてきました。
井田の海の場合はアカオビハナダイが早朝、キンギョハナダイが夕暮れ時と産卵の時間に違いがあり1日にどちらも狙えるのも魅力なんです。
最近になりアカオビハナダイも求愛、産卵を始めてまだピークではありませんが熱くなってきました!
もっぱら最終エントリーで潜り込みキンギョハナダイに張り付いたこの1ヶ月。
ガイドもやりながらなので窒素溜め込みすぎかも。。
キンギョハナダイのオスも他のハナダイに比べると派手さは劣りますが、ちゃんと婚姻色を出しています。
先ずはメスに求愛を始める様子。
求愛時は尾ビレ、尻ビレを小刻みに震わせメスにアタックしていきます。
この求愛行動はいつもの様子と全然違うので一目でわかる!
目の下のオレンジのラインも濃く出ており婚姻色になっている様子が伺えます。
オスの求愛に惹かれメスが群れの中から1匹ずつ離れていく。
その後も何度かオスがアタックを続け、メスが群れに戻らなければ産卵に移る可能性が高い。
お互い意を決して距離を縮めていき、2匹は寄り添い上昇を始める。
ここから産卵までの間は数秒なので目を離してはいけません。
産卵する瞬間はオスがメスを巻き付けるように包み込みます。
何度か産卵を観察していると上昇を始めてから産卵までのタイミングが掴めるようになってきます。
写真ではメスの産卵口が見えると思いますが、巻きつけた瞬間はまだ卵膜が出てきていません。
この後、オスとメスが離れていくタイミングでようやくメスの産卵口から卵膜が放たれます。
キンギョハナダイの産卵を観察しているとアカオビハナダイに比べて個体数も多いのでピークの時間帯は長く20分近くは観察できます。
マクロで狙うのも良いですが、産卵のタイミングはオスもメスも入り乱れた群れになるのでワイドで狙うのも面白いかもしれません!
次回はアカオビハナダイの産卵もご紹介出来るかな〜。
皆さんも朝活ダイビングどうでしょう!!