
西表島・遊びなーらのまさひろです。
2月に入り、西表島も冷え込む日が増えてきました。
寒い日だと最低気温が11℃まで落ち込む日もありました。
さすがに南国・沖縄と言えどもなかなかの寒さです…(^_^;)
それでも相変わらず水温は22~24℃ありますので、水中にいる方が温かいかも!?
寒さ対策をしっかりして遊んでいきましょう!!
さて、このブログを更新するようになってから『いつかこのネタを書こう!!』と思い続けてきたネタがいくつかあるのですが、今回その内の1つをお披露目したいと思います!!
今回ご紹介するのは『アカメハゼ』です。
西表島に限らず、沖縄エリアなら比較的容易に見れるハゼです。
生息域で言うと奄美大島が北限かな?(もし奄美よりも北のエリアで居たら教えて下さーい)
このハゼ、普段はサンゴの少し上をホバリングしながらウロウロしていますが、時折このようにサンゴにちょこんと着底する姿が何とも可愛らしい♪
今回はそんなアカメハゼの『産卵シーン』をご紹介したいと思ってます。
アカメハゼの産卵を探すのはすごく簡単で、このようにサンゴの先端が白化している所が目印。
サンゴのポリプを突っついて、白化させた所に卵を産みつけるのです。
白化しているサンゴをよーーーーーーーーーく見ると卵が見えるのですが、たまに『白化はしているけど卵は無い』時もあります。
そのような時はまさに『これから産卵』というシーンに出会えるかもしれませんね♪
アカメハゼの卵は1mm程度の大きさなので、正直肉眼では見えない人も多いかも…(^_^;)
この写真はトリミングこそしていませんが、オリンパス・TG-4の顕微鏡モードで最大までズームをかけて撮影しています。
なので、頑張ればコンデジでもこのくらいの写真が撮れるという訳です!
こちらもTG-4で撮影した写真ですが、少しズームは控えめ。
この写真を見て卵がどこにあるか分かれば、水中でも卵の有無が分かると思いますよ☆
正解はこちら。
矢印の上にも2ヵ所ほど卵は付いていますが、この角度からだと矢印の所が1番見えやすいかな!?
卵は透明なので、白いサンゴを背景に卵を見つけようと思ったらマサイ族並みの目の良さがないと分からないはず・・・。(僕は無理です。笑)
なので、背景にサンゴを無くして(黒くして)卵を探すのがコツですね☆
アカメハゼの産卵は、最初にメスが卵をサンゴに産みつけて、その後オスが卵に精子をかけます。
卵を産みつけてからハッチアウトまでは早いと5日間、水温が低い時は7~10日前後かかると言われています。
西表島だと夏はもちろん、1~2月の低水温時期でも産卵している姿を見るので、1年中観察する事ができます☆
こちらはまさにオスが精子をかける瞬間です。
ただ残念なのが、オスの顔にはサンゴがかぶってしまって見えないし、メスのアカメハゼは完全に切れてるしで、非常に落ち込んだ1枚です。
こういう撮り逃しがあったので『いつか良い写真が撮れたら・・・』と思ってたんですけどね…(^_^;)
お蔵入りする前にお披露目となりました。
今ストックとして持ってる写真はこんな所なので、いつかはハッチアウトの瞬間も見たいし、メスが卵を産みつけてる瞬間とかも狙いたい!
いつかもっといい写真を撮ります!!!
興味のある方はぜひリクエストして下さいね。
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