
西表島のまさひろです。
10月に入り、西表も秋の気配を感じる頃・・・
と言いたいんですが、未だに気温は30℃以上、水温も28~29℃と
夏と変わらないコンディションで遊べてます。
9月~10月というのは、大きな台風が1回来ると、
それをきっかけに水温が下がり、秋っぽくなっていくんですが・・・
今回の台風18号も西表島はほとんど影響が無いと思うので、
まだまだこのコンディションは続きそうな気がします。
さて、そんな夏の気配が残ってる西表ですが、
これからの時期は、マクロが面白くなってくる季節です♪
今まではワイドの写真が続いてましたが、
これからはちょっとマニアックな世界をたくさんご紹介していきますよー!!
その1発目は『フィコカリス・シムランス』という生物をご紹介。
だいぶ認知度が上がってきたとは思いますが、まだまだ知らない人も多いはず・・・。
単純にいうとエビの仲間なんですが、和名はまだ無く、学名のPhycocaris simulansで呼んでいます。
シャチホコのように常にエビ反りしてるのが特徴で、海藻や葉っぱに擬態してる上に、
体長も1センチ未満なので、殺人的に(笑)探すのが難しいエビなんですが・・・
実は探し方にコツがあって、1回コツを掴むとかなりの確率で見つける事ができます。
こちらは黒verのシムランス。
この色が1番多く見かけるし、探すのもこの色が1番簡単です♪
これはまだ分かりやすいと思いますが・・・
次からは一気に難易度が上がりますよ!
探すのが1番大変なのは白や薄紫といった薄い色です。
この写真も、目があるからかろうじて分かりますが、
この写真だけを見て、体の位置関係を全て当てれる人はなかなかいないと思います。
普通に潜ってたら、ただのゴミにしか見えません。笑
今までの毛むくじゃらなシムランスと違って、
ツンツン?トゲトゲ?してるタイプのシムランスです。
(もしかしたら別種の可能性もありますが現時点ではタイプ違いとします)
目の上の触覚がツノみたいに長いので、
『赤鬼タイプ』と勝手に呼んでます。笑
ちょっとピンぼけなのが心残りなので、
次見つけたら、必ずやっつけてきます!!
これはバックライトを当てて、お腹の卵をハッキリと強調して撮った1枚。
肉眼では卵を持ってるのは分からなかったんですが、
水中で画像を確認してみた所、その画像越しに卵を確認しました。
他に狙ってた生物がいたんですが、急遽シムランスにぶっ刺さりましたね。笑
ラストは今までの毛むくじゃらタイプとは異なり、
葉っぱのようなつるんとした体をしているので『葉っぱタイプ』と呼んでいるシムランス。
最近流行りのスヌート撮影(スポットライト撮影)で撮った1枚!
と言いたいんですが、厳密にいうとスヌート撮影ではなく、これも普通のライトを後ろから当てて撮りました。
結果、スヌート撮影みたいになっちゃいましたが・・・
余計なものが写ってない分、より分かりやすい写真となりました☆
年間通して姿を確認しているシムランスですが、秋は特によく見かける気がします。
今年はどんな色のシムランスに出会えるか、今から楽しみです♪
まさひろ