
西表島のまさひろです。
台風19号が過ぎ去った後、西表も秋の気配を感じるようになってきました。
水温も下がってきたので、1時間も潜ってると時折ブルっとしてしまう程です。
・・・といっても、水温はまだ27~28℃!!
他の地域の人からクレームが出そうな水温ですね。笑
そんな水温なので、ゲストの方はラッシュ&短パンで潜ってる人もいます。
上の写真は、一昨日撮らせてもらった1枚。
僕は既にロクハンを出そうか悩んでる所ですが、
ゲストは『全然寒くないよー むしろ快適♪』と言ってました。笑
あぁ・・・僕も初めて西表で潜った時は28℃で同じ格好をしてたのになぁ。
慣れって怖いですね。。
さて!!
そんな夏なのか秋なのか分からない西表ですが、
今日は1年を通していろんな撮り方ができるこのハゼをご紹介!
島では『トントンミー』と呼ばれている、ミナミトビハゼです!
マングローブがある水域や、砂浜の波打ち際によくいるハゼなんですが、
トントンミーという名前の由来は、水辺をトントン飛び跳ねる姿から付けられたらしいです。
確かにこの魚、飛び跳ねて移動するけど・・・
それならピョンピョンの方が音的には合ってる気がするぞ?
『ピョンピョンミー』
・・・うーん。やっぱりトントンミーの方がいいですね。笑
名前をつけるセンスが全くないまさひろです。
このハゼは、見た目こそ『キレイ!』とは言えないんですが、
その習性や行動がかわいいので、すごく人気があります♪ 例えば・・・
・魚のくせに水の中で生活をしないとか、
・陸上で長く行動できるように、エラに酸素を溜める機能を持ってるとか、
・人間の手とか腕とかに乗っちゃう度胸?好奇心?を持ってるとか、
・目が乾くのか、魚なのにまばたきをするとか、、、etc
もう1時間でも2時間でも、平気でにらめっこできるかわいいやつなのです☆
トントンミーを写真に撮る時、ほとんどは背景が泥砂になってしまうんですが、
マングローブの根っこや落ち葉をうまく利用すると、全体的に茶色い色合いを作る事ができます!
もちろん、春や夏でも同じ構図で撮る事はできますが、この色合いなら『秋』の今が1番合う気がしませんか?
ライティングをちょっと強めにすると、トントンミーの体も茶色っぽくなるで、一層合うと思います♪
春にはアオサなどの海藻がまわりに生えてるので、背景に緑を入れたり、
夏は濃い青空をバックに青抜きで撮ったり、
冬は雨が多いので、雨粒が残ってる所を背景にして、雪っぽく玉ボケで狙ってみたり・・・と、
1年を通して四季を表現できる被写体として、大活躍なトントンミーなのです!!
しかし!!!
トントンミーを撮る上で、1つ気を付けなきゃいけない事があります。それは・・・
写真を撮ってる時の姿がとーーーっても怪しいという事。笑
もちろんこんな格好しなくても写真は撮れますが、
長時間粘りたい時は、カメラをハウジングに入れると重くて大きな負担になるので、
オススメ(?)は『ハウジング無し』で『干潮時』に『大きな板』を敷いて『寝転んだ』状態で撮る!
そして横には『ライト』を用意してライティングしつつ、
髪の毛が長い人は撮影の邪魔にならないよう、タオルを巻いておく。(←これはどうでもいいか。笑)
もうこの姿を見たら、知ってる人でも声をかけるのをためらいますよね!笑
撮ってる方は真剣なので、そんなの気にする余裕がないんですが・・・
間違って通報されないよう、住民の皆様に理解してもらうのが1番大事なのかもしれません。
トントンミーはダイビングが終わった夕方の時間でも見る事ができるので、
1日をフルに遊びたい方はぜひオススメですよ~☆
まさひろ