
西表島のまさひろです。
最近朝晩こそ冷え込んできましたが、日中はまだまだ半袖・サーフパンツ・ギョサンで過ごしてます!
今年は水温も高いし、天気も良い日が続いているので、ゲストの方はほとんど寒さを感じる事なくダイビングができてますね◎
寒がりの僕にとっても、この気候にはホント助けられてます♪
ただ、あまりに天気が良すぎて、今西表では【水不足】が起きています。
住んでる地区にもよるんですが、僕が住んでる白浜地区は、日中は節水・夜間は断水もしています。
他の離島に水を供給するくらい豊富な水源を持つ西表で、まさか断水が起こるとは・・・
島に長く住んでる人も『以前いつ断水したか覚えてない』というくらい、珍しい事なのです。
あまりに水が足りないので、生活用の水は川から水を汲み上げて使ったりしてます!
天気予報を見ても、まだしばらくはまとまった雨が降らない予報なので、
しばらくは節水・断水の影響は続きそうです。
しかし!
この雨の少なさが影響してか、今年の西表は透明度がものすごく良いのです!!
こちらは先日撮った、マングローブの写真。
マングローブが群生してるエリアは川の水が影響する場所なので、
雨が降ると濁ったり、サーモクラインが出てきたりと、
写真を撮る上でマイナスの要素がいくつか発生するのですが、
最近の少雨傾向のおかげ(?)でサーモクラインも出ず、透明度もスコーンと抜けていました♪
水中のマングローブの根っことか、奥まで見えちゃってます!
ちなみにこの写真は、ワイドレンズなどを一切使用せずコンデジのみで撮った写真。
コンデジのみでこれだけ撮れたって事は・・・
一眼で撮ってたら一体どうなってたでしょうか??
あぁ~ 雨が降る前に写真撮りに行きたいなぁ!!
話はガラッと変わりますが・・・
もう1つ、今まさに旬なネタをご紹介しましょう。
この魚をご覧下さい。
先日ガイド中に見つけたチョウチョウウオなのですが、
一瞬でただならぬオーラを感じ取りました。
最初パッと見た時は、ハクテンカタギに見えたのですが、
よーく見ると、特徴である白い点があまりハッキリしていません。
それと同時に、黒い線がうっすら入っているのを確認。
この黒い線の入り方は「オウギチョウチョウウオ」の特徴にそっくりなのですが・・・
『もしかしてハクテンカタギとオウギチョウチョウウオのハイブリットか?』
と思い、お客様に証拠の写真を撮ってもらうようにお願いをしました。
その後、Facebookの「44の海の談話室」でこの魚を見てもらった所、
やはりハクテンカタギ×オウギチョウチョウウオのハイブリットである事が分かりました!!
西表では、ハクテンカタギもオウギチョウチョウウオも、共に個体数の少ない珍しい魚なのですが、
オウギチョウチョウウオに関しては、未だに見た事がありませんでした。
この事を先輩ガイドに聞いてみた所、
『昔はたまーに見かけたけど、、最近は見なくなったなぁ・・・
相手もいなくなってきて、それでも子孫を残すためにハイブリットとして産まれてきたのかもね。』
と言っていました。
【ハイブリットは繁殖できない】という言葉をよく聞きますが、それは大きな間違いらしいです。
本当は「繁殖はできるけど、生殖器の構造や配置が違ってくるから【繁殖しにくい】のである」という言葉を聞いた事があります。
水中世界ではハイブリットが出る事はそう珍しい事ではありませんが、
それはたまたまなのか、それとも種を残すためなのか。。
そう考えると、ますます楽しくなってきますね☆
こういう不思議な事を、ああでもない こうでもない・・・と話してる時が1番楽しいまさひろなのでした。笑
まさひろ