
西表島のまさひろです。
この4月で新世代ガイドブログが始まってから1年が経過しました。
当初よりメンバーも増えてますます若手ガイドのネットワークが広がってきています。
今年もこのブログを通じてゲストの皆様と、若手ガイドの仲間との繋がりを大切にしていきたいので、
今後も新世代ガイドブログをよろしくお願いします!!
ちなみに僕はこの1年間、地域の行事や島での生活の事を頻繁にブログにアップしてきましたが・・・
今年は本来の目的(?)である水中写真・水中生物に力を入れていきたいと思います。(ホント今更ですが。笑)
その1発目、何を紹介しようかなぁとずーっと悩んでましたが、
やはり僕が西表にハマった1番の理由である『汽水域』で見られる生物をご紹介していきたいと思います。
西表島は海だけではなく、淡水エリア・汽水域エリアも非常に充実していますが、
汽水域エリアはちょっとした環境の違いによって、見られる生物がガラッと変わってきます。
今日はその中でも【ハゼ】に注目してご紹介していきたいと思います。
まず同じ汽水域エリアでも、海に近いエリアと川に近いエリアでは、見れるハゼが全然違ってきます。
海に近いエリアではオイランハゼやギンガハゼを見る事ができます。
特にギンガハゼに関しては、1つのポイントで100匹以上見れるポイントも存在します!!
他のエリアでは結構大切に(?)扱われるギンガハゼですが、
西表のあるポイントではいくら引っ込めようが関係ないくらいたくさんいるので、
より近寄れる子、よりヒレを開いてくれる子など、より良い条件の子を探して撮影することも可能です。
そして川の上流に進むと、砂の質がちょっとずつ泥っぽくなってきて、エリア限定種が見れるようになってきます。
このカスリハゼも、マングローブが群生するような泥砂エリアで見られますが、
そこまで頻繁に見れる魚ではないので、見つけたらじっくり時間をかけてヒレ全開を狙ってほしいですね。
センスのような背ビレがキレイなハゼです♪
そして更にエリア限定なのが、このボルネオハゼ。
マングローブの根っこの隙間に住むハゼです!
警戒心がものすごく強いので、まずマングローブから外には出ません。
そしてカメラを構えた瞬間に確実に逃げられます。笑
しかし、そこをグッと堪えて相手が警戒心を解き始め、再び姿を見せてからが勝負です!!
肉眼ではそのキレイさも分かりにくい魚ですが、
ヒレを開いた時の背ビレの青いラインや、尾ビレなどの赤紫色のカラーがたまらなく美しい魚です♪
なかなか見る機会の少ない魚ではありますが、
マングローブ域に行った際にはぜひ根っこの間にも目を向けてみて下さいね。
このように汽水域エリアのハゼだけを見ても、タイプの異なるハゼがたくさんいます。
奥が深すぎる西表のハゼたちにこれからますますハマっていくんだろうなぁ・・・。
まさひろ