
西表島のまさひろです。
今回はいきなりこの写真からご紹介です!!
先日、仲ノ神島(オガン)の帰りに『マダライルカの大群』に遭遇した時の1枚です☆
マダライルカは外洋性のイルカで、非常に大きな群れを作る習性があります。
今回見つけた群れも、その数およそ300頭!!!(もっといたかも?)
水中でアプローチする事も可能ではありますが・・・船を走らせれば引き波や船首で波乗りをするし、
遠くの方ではジャンプをする子もいたり、そして何より群れ全体が早いペースで移動してた事を考慮して、
今回は船上ウォッチのみで楽しませてもらいました♪
僕が撮りたかった写真の1つとして『船上からイルカを見るゲストたち』というのがありました◎
広範囲にたーくさんイルカがいるのを1枚の写真で表現するのはかなり難しいのですが・・・
なるべくたくさんのイルカが水面に上がってる瞬間を狙ってシャッターを切ってます。
(この写真もよーく見ると、沖の方でイルカが上がってるのが見えますが)
本当は、凪ぎてる水面に雲を写し込んで『空飛ぶイルカ』の構図で撮りたかったんですが、
年に1~2回しか出会いがないので、いざイルカと対面するとテンションが上がってしまい、
完全に『ゲストを入れて撮る事』に夢中になっちゃいました。笑
まだまだ修行が足りないですね・・・。
でも久しぶりのイルカとの出会い、最高のひと時を過ごす事ができました♪
これでシルバーウィークも頑張れそうです。笑
さて、いつもならこのイルカだけでおしまいなのですが。。
今回はシルバーウィークに向けて紹介しておきたい写真を3点、アップしたいと思います。
というのも最近、前回のブログで紹介したスズメダイやオイランハゼは健在なのですが、
正直な所、それ以外であまり変わりダネがいません。。汗
なので今回は珍しい生物にこだわらず、普通種をどうキレイに?面白く?撮るかに狙いを定めて紹介したいと思います。
まずはこちらの写真。
ニセネッタイスズメダイとリュウキュウイソバナを絡めて撮ってるんですが、赤いイソバナがかなりボヤけていますよね!
よくイソギンチャクをスローシャッターで撮ったり、カメラを少し動かしながら撮る『流し撮り』をするとこのようなブレ?ボヤけ?を出す事ができますが、
動きのないイソバナではスローシャッターが通用しませんし、動きの速いスズメダイを流し撮りで撮るにはかなりのコツと忍耐力が必要です。
では、どうやって撮ったのか。
実はこれ、スズメダイの手前にもう1枚イソバナをかまして撮影してます。
なので、スズメダイの『手前』と『奥』に1枚ずつイソバナがあるんですね!
しかし、ここで1つ問題が発生します。
手前にイソバナがあるので、普通に写真を撮っても手前のイソバナだけ明るくなってしまい、スズメダイと奥のイソバナには光が届きません。
では、どうやってスズメダイと奥のイソバナの色を出したのか。
これは、2灯あるストロボを1つ外して、奥のイソバナとスズメダイに光が当たるようにセットしてます。
すると手前も奥も魚も全てに光が当たるようになります。
その撮ってる姿を写真に撮れたらよかったのですが・・・さすがに1人では無理ですね。笑
言葉だけになってしまいますが、ぜひ想像して、実践してみて下さい。
ストロボも毎回決まった所じゃなく、いろいろ変化させてみるといいという事ですね!
続いてはこちらの写真。
金色の葉っぱ?にも見えますが、実はこれ・・・
『カンザシヤドカリの触手』なのです!
これはストロボは一切使わず、ライトのみで撮った1枚。
ライトの集光をできるだけ細くして、カンザシヤドカリだけに光を当てて撮ります。
その際、触覚が葉っぱのように光る角度を見つけ、触覚部分を黒抜きにして撮るとできあがり♪
アシストがしてくれる人がいれば、ライトを2本使ってより鮮明に葉っぱの模様を出す事ができますが・・・
1人でライティングと撮影までやる状況では、これが限界でした。。笑
最後はこちら。
マンジュウイシモチygの正面顔です!
これは細かな設定は一切必要なし!!
完璧な真正面から撮るだけです。
しかし、この写真を撮っていて、真正面から写真を撮るのが思ってたより難しい事に気付きました。
特にマンジュウイシモチは、少ーしだけしっぽを上げた状態で泳いでるんです!!!
なのでちゃんとした正面顔撮るには、かなり下から煽って撮らないといけません。(しっぽ部分が上に写ってしまうので)
ぜひ正面顔撮影にチャレンジして頂いて、『マンジュウイシモチが少し尻尾を上げた状態で泳いでる』って事を知ってほしいです!!笑
さぁ、いよいよ大型連休『シルバーウィーク』が始まりますね♪
みなさんはどこに潜りに行きますか??
台風20号の動きも気になる所なので、安全第一で遊びましょうね~☆
まさひろ