
西表島のまさひろです。
この週末は過去最強クラスの寒波によって、沖縄で雪が降るか?というのがずーっと話題になっていました。
みるみる気温は下がり、西表島でも8,1℃の最低気温を記録、
沖縄本島に至っては最北端の国頭村『奥』という地域で3,1℃を記録したそうです。
(沖縄では寒波が来た!と言っても10℃くらいはあるもんです)
奄美大島でも115年ぶりの雪(みぞれ)を観測した!と言ってたので、
沖縄エリアの気象観測値やアメダスをちょこちょこチェックしていましたが・・・結局雪は降りませんでした。
っと文章を作っていたら。。
『沖縄本島で初めての雪を観測』というニュースが流れてきました!!
・・・Σ (゚д゚ ) !!
慌てて文章を作り直し、ようやく再投稿する事ができました。笑
どうやら沖縄本島北部で24日の夜遅くにみぞれを観測したみたいです。
昔1度だけ久米島でみぞれを観測した事があるとの事ですが、ついに沖縄本島でも雪が降ったかぁ・・・
今回の寒波は観測史上稀に見る大寒波だった事が伺えますね。
明後日から海外ツアーがあるので、それに当たらなくて本当に良かったですよ~(^_^;)
さて、この前がんちゃんがブログにも書いてくれましたが、
先日八丈島・ヒロ&大瀬崎・カズくんと、がんちゃんのいる奄美大島に行ってきました!!
連休後の平日に遊びに行ったので、ゲストはうちら3人のみ。
もうわがまま言い放題の2日間で、早朝ダイビングからナイトダイビングまで1日5本、
2日で10本とフルに潜り倒してました!
という事で、今回は西表のブログではなく『僕の目線で見た奄美大島』をご紹介していきましょう!!
とは言ったものの、僕たちが行く前日まで超ベタ凪ぎだった海況が急変し、なかなかの大シケになっちゃいました・・・。
うーん 一体誰のせいだろう?笑
まぁ集まってるのは現地ガイドだけなので、どんなポイントでも楽しめますが、
安全第一で無理のないポイント選びをしてもらいつつ、潜らせてもらいました!
まず1番最初のポイント【手広海岸】。
このポイントは、ウミウシが非常に豊富なポイントとして有名なのですが、
ここに潜ってすぐに気になったのが・・・
『地質』です。
水中に潜ってみると、小笠原で見ていた【枕状溶岩(まくらじょう ようがん)】という地質に似ているなぁ・・・という印象がありました。
気になったので後で調べてみたら、やっぱり枕状溶岩が奄美にもある事が判明!!
(地質を知ると見れる生物の判断にも使えるという話を聞いた事があるので、前例がない生物を探す時の有効な手段と言えます)
上の写真のようなゴツゴツした地質があり、外洋にも面していて、波が打ち付けるような浅瀬もあるので、
もしかしたら『シシマイギンポ』がいるかもしれませんよ!
がんちゃん!ホマレさん!頑張って探してみて~!!
次に気になったのは奄美全体の地形。
島全体が非常に入り組んだ地形になっていて、大きな川もあり、マングローブも群生している。
これなら内湾性の生物と外洋性の生物の住み分けもしっかりしていて、魚も多そうだなぁ・・・という印象を持ちました。
実際、ビーチポイントでハゼやウミウシに特化したポイントもあるし、
ニシキテグリもたくさんいるポイントがあって、シーズンを選べばほぼ100%産卵シーンも見れる!
更に内湾性のポイントにはオイランハゼやハゴロモハゼ、外洋に行けばピグミーシーホースやオリヅルエビなども見れるし、
それに今回行ってない南部のエリアは、話を聞くだけでこれまた面白そう!!!
うーん 何やらすごいポテンシャルを持ってそうだなぁ 奄美大島。
そして何本か潜ってると、少し気になる事がありました。
以前がんちゃんもこのシチュエーションで撮った写真をブログで紹介してくれた事がありますが、
なんか魚の警戒心が薄いというか、好奇心が強いというか・・・
いろんな所にハゼがちょこんと乗ってるシーンによく出くわしました。
バブルコーラル以外にも、キイロイボウミウシに乗るハゼも発見!
思わず『がんちゃん、奄美ってバブルコーラルやウミウシにハゼが乗るのって普通なの?』って聞いちゃいました。笑
西表ではあまり見かけないシーンだっただけに、思わず反応してしまいましたね。
レアな生物もたくさんいますが、すぐ目の前にあるこういったシーンもすごく貴重だと思いますよ♪
そして、今回の奄美ツアーで1番勉強になったのが、がんちゃんも紹介してくれた『ライトトラップ』です!
来月に大瀬崎に行こうと思ってるので、そこでも経験してみようと思うのですが、
伊豆の海とは違い、沖縄の海に限りなく近い環境下でどうライトトラップをやるのか、すごく興味がありました!
カズくん指導の元、奄美大島で初めてのライトトラップを実施!
・ポイントはどういった所でやったらいいのか
・時間帯はいつ頃がいいのか
・ライトの置き方の何かコツはあるのか
・撮影に適した装備は何なのか
・その他全体的な流れや注意点の勉強
事前に知っていた知識もありましたが、
実際に経験しないと分からない事もたくさんありました!
一応水中写真も1つだけご紹介。
今回2日に渡って潜った中で、2日ともタルマワシに会う事ができました。
このタルマワシ、映画エイリアンのモデルになったとも言われているだけあって、非常に不気味な姿をしています。
僕は小笠原や与那国で見慣れていましたが、伊豆ではそんなに頻繁には出ないとの事。
南国ならではの成果と言えるかもしれません。
ライトトラップに関しては、西表でできそうな環境があればぜひやってみたいと思うんですが・・・
どこがいいのかな~? もう少し情報を集めてみたいと思います。
そして最終日は陸の観光スポットも案内してもらいました。
どうしても海ばっかりの紹介になってしまいますが、陸の観光も大事です!
各自陸撮用のカメラを持っていざ出陣!
ジャングルに入ったかのような大自然が残る『金作原 原生林(きんさくばる げんせいりん)』。
固有種も多く、奄美・琉球列島が世界遺産になるかも(?)という中で、非常に重要な場所らしいです。
ワイドの写真から一転して、マクロの世界も。
歩いてる途中、いい感じの『コケ』があったので、みんな一斉に写真を撮り始めます。
撮ってる時の1シーン。
いい写真を撮るためなら、格好は全く気にしません!笑
『分かるわ~!!』という方、多いんじゃないですかね?
そんな『コケ』の世界に1つのハートを見つけました♪
ばっちりピントを合わせちゃうとハートの形がイマイチだったので、
適度なボケ具合でハートと背景の玉ボケを作っています。
ちなみに、これを撮るためにがんちゃんの60mmマクロレンズを強奪(笑)した上に、
ヒロにライティングの補佐もお願いしました。
みんなのおかげで完成した1枚です!!笑
最後に、がんちゃんをはじめ、里井さん、浜砂さん、清氏郎くん、ホマレさん、そしてネイティブシーのスタッフの皆様、
3泊4日という短い時間でしたが、海から陸まで存分に堪能させて頂きました。
お店や宿の立地、設備、そしてスタッフが本当に素晴らしく、奄美大島をフルに楽しめる素晴らしい環境が揃ってます♪
朝から晩まで僕たちのわがままに付き合って頂き、本当にありがとうございました!
みなさんも奄美大島へ行くならぜひネイティブシー奄美へ!!
まさひろ