
西表島のまさひろです。
今回はダイビングのネタではなく、今最も旬な島のお祭りのお話しです。
GWが終わってすぐ、西表は『海神祭』というお祭りに向けて動き始めました。
この海神祭というお祭りは、沖縄に古くから伝わる海のお祭りで、
五穀豊穣・無病息災・航海安全を願って開催されます。
僕たちの住んでる白浜地域は漁師町として栄えた集落なので、
西表では白浜地域だけが開催できる神事なのです!
日程も毎年決まっていて、那覇では観光客の方も参加できるようにGW中に行われますが、
基本的には旧暦の5月4日に行われます。
今年の旧暦5月4日は6月1日なので、今度の日曜日にこのお祭りが開催される訳です。
海神祭の1番の目玉は、サバニと呼ばれる小型の木造船を漕ぐレースです!
西表のハーリーでは、漕ぎ手10人+後ろで舵を取る船頭の計11人で船を漕ぎます。
距離は約400mの直線コースを往復するので、約800m。
メインイベントである『公民館対抗レース』では2往復になるので約1,6km。
時間でいうと、1往復で約4分弱、2往復だと約7分ほど漕ぎっぱなし。
みんなの息をピッタリ合わせて漕ぐ事が大事なんですが、最終的には根性勝負になります。笑
1人でも動きがずれるとスピードダウンにつながるので、
毎日かなり気合を入れて練習をしています。
1回漕ぎ終わるごとに動きをチェックしてもらい、
何度も試行錯誤しながら練習が行われます。
さすがに2周・3周と漕いでいると腕がパンパンになってきて、
フライパンが持てなくなるくらい握力が無くなったりもします。
(これを言い訳に、夜ご飯がだんだん手抜きになっていくのです。笑)
更にはその練習風景を見てくれるおじぃ・おばぁ、そして子供たち。
練習は約3週間続くんですが、この期間中は全て海神祭の準備・練習が優先になります。
白浜の住人のほとんどがこのお祭りに関わるので、
普段あまり接点のない人たちともここで交流が持てます。
小さな集落ならではのこの距離感がいいですね。
ここからは昨年の本番時の風景をちょっとだけご紹介!
西表の海神祭は、一般参加もできるのが魅力の1つです。
昨年は、ラティークのゲストだけでチームを作り、本番のレースに参加して頂いたり、
島のダイビングショップのメンバーでチームを作って参加したり、
女性だけで漕ぐ婦人対抗レースというのもあります。
婦人メンバーも、各集落から代表者を募って参加してるので、
気合いの入り方がすごいです!
そして、メインイベントである『公民館対抗レース』。
一切おふざけのない真剣勝負なので、勝っても負けても泣く人が続出です。
僕は今回、初めて白浜集落の選抜メンバーに選ばれました。
今まではラティークチームや、ダイビングチームとしての参加だけでしたが、
今回は公民館の代表として参加します。
この盛り上がりを、今年はチームの中に入って味わってきたいと思います。
次回のブログではいい報告ができるように、あと5日間頑張りたいと思いますので、
応援の程、よろしくお願いします!!
まさひろ