
西表島・あしびなーらの平野です。
昨日に続き、2日連続でブログ更新です!
・・・あっ、ちなみに明日も更新する予定なので、前編・中編・後編の3部作の予定です!!
明日のブログもヤバイ写真をたくさんアップしますので、ぜひご覧下さい♪
今西表島は、台風9号(ネサット)が接近中です。
昨日1日かけて船もお店もバッチリ台風養生をしてきたので、今は完全引き籠り中。
まっ、そのおかげで3日連続でブログが書ける訳ですが・・・。笑
今回の台風は勢力こそそこまで強くない(予定)ですが、移動スピードがすごく遅いので、影響が長期間続くと思われます。
あとは大きな被害が出ない事を願うばかりですね。
さて、今日のブログはそんな台風とは真逆な景色をご紹介していきたいと思います!
ずばり、今日ご紹介するのは、夏らしい『凪』の写真。
一言に『凪』と言っても、ただ穏やかな海ってだけでなく、波も風も全く無い正真正銘『本物の凪』の瞬間がこちら。
あまりに波&風が無さすぎて、水底の砂やサンゴ、そして水中にいる僕がくっきり写っています♪
年に1~2回程度しか見れないこの景色。こんな日に海に出ている事、そしてワイド装備のカメラを持ってる事、いろんな確率を考えるとかなり奇跡的な瞬間なのかもしれませんね。
今回も、がっつりワイド装備のゲストがいらっしゃった時にこのシーンに出会えたので、このベタ凪ぎをバッチリ撮る方法を伝授した所・・・
【 photo by ゲストTさん 】
はい。きましたー!!
最高の瞬間を撮ってくれましたー!!!
僕がいるのはもちろん水中です。(波で微妙に揺らいでるのが分かりますか?)
僕も水底の砂もサンゴもスレートの文字もくっきり写ってます♪
【 photo by ゲストTさん 】
ちなみに、同じ構図で撮った半水面の写真がこちら。
半水面の写真はよくある構図かと思いますが、さっきの写真は完全に陸撮なのに水中の文字がハッキリ写ってるんです!
そしてこんな状態で水中に入ると・・・
【 photo by ゲストTさん 】
船の上もくっきり写るし(1枚目)、水底にある岩やサンゴが水面に写っていますよね♪(2枚目)
これらの風景は、コンディション任せの『運』の要素も大きいですが、
この凪の瞬間を上手く写真に撮ろうと思ったら、あらかじめ頭で構図を考えておくか、瞬間的なひらめき!が必要不可欠です。
また、人を入れての撮影となると、モデルの人との打ち合わせもしっかりとしておく必要があります。
このコンディションの時に1番大事にするのは、鏡のような水面の穏やかさ。
自分の吐いた泡で水面を揺らしてしまうと、その穏やかさが半減してしまうので、
写真を撮ると決めたら、まずは水深と位置を決めて、呼吸を全て吐きます。
そして同じ水深を保ちながら、一気に息を吸うのではなく、ゆーっくり息を吸います。
なるべくゆっくり吸う事で泡の排出を抑え、水面が穏やかになるのを待つ訳です。
モデル側と撮影側の息がピッタリ揃うと・・・
これが・・・
こうなる訳です!!!
これらの『呼吸のコツ』は、他のシーンでも活用する事ができます。
例えば、僕がよく紹介している『マングローブ』を撮影する時も、全く同じ流れで水面が穏やかになるのを待ったり、
他のエリアでも応用できるのは、ハゼに近寄りたい時!
ハゼと対峙してる時に大きく息を吐くと、その『音』と『振動』でハゼが引っ込んでしまう事もあるので、できるだけゆっくり息を吐き、振動を極力少なくして近寄るのがGood!!
インストラクターとしてはあまりお勧めしてはいけないかもしれませんが・・・実は鼻からゆっくり息を吐くとハゼがあまり逃げません。
鼻で息を吐くと、マスクの上から空気が抜けますよね?
口元とマスクの上、そのちょっとした距離の違いだけでも、ハゼの引っ込み具合が全然異なってくるので、ぜひ試してみて下さい!!
結構長くなってしまったので、今回のブログはここまで~。
明日の後編もお楽しみに♪
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西表島ダイビングサービス 遊びなーら(あしびなーら)
平野 正浩
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