
こんにちは!
本日は柏島から田中翔がお届けします。
柏島2年目のシーズンはとにかく生態、生態、生態でいきたいと思っています。
これから繁忙期になるにつれて、なかなかカメラを持って入る機会は少なくなりますが、それと同時に柏島でも様々な生物が繁殖の時期を迎えます。これからの時期、僕は常に欲求不満です。笑
できる限り自分の写真で、お客様の撮られた写真も使わせて頂きながら、柏島の生態シーンをご紹介させていただきます。
1発目は地味〜ですが、ベニキヌヅツミ(紅絹包)の産卵。
前に葉山でも一度、ベニキヌヅツミの産卵のブログ書いておりますので、良かったらこちらも見てやって下さい。
https://guidediver.com/hayama/1664.html
全く派手さはありませんが、地道に産卵を繰り返すベニキヌヅツミ。
前のブログから3年経ちますが新たに気づいたこと。この気付いたことも地味です。(笑)
この写真はベニキヌズツミが削り取った食害の後です。
後日見にいくと、この削り取った所に産卵をしていました。
勝手な想像ですが、削り取ったほうが、卵産み易いのかな~と思ってみたり。
スズメダイが、産卵床を綺麗に掃除するのと同じ感じです。
気になって他の写真も見てみましたが、この写真にも削り取った跡がありました。
あながち間違いではなさそうです。
産卵は、2月終わりから(水温は17ー18度)観察出来ていますが、今、見ているだけでも、3回は同じ個体が産卵しています。
このあたりのサイクルもおさえていきたいと思っています。
柏島は、他の生物も多いので卵塊の上にイソバナカクレエビが乗っかるなんてこともしばしばあります。
このシチュエーションは最高です。
何度かお客様にご紹介させて頂きましたが、写真もらい忘れました。。。
定点観察しやすいところにいるので、これからも頻繁に観察を行なって行きたいと思います。
近くにはフリキヌヅツミ、トラフケボリもいるのでこちらもあわせておさえます。
フリキヌヅツミも産卵始まっていますが、トラフケボリはまだまだです。
キヌヅツミの仲間は大体同じ時期に産卵はじめるのですかねー?謎です。
これからは、イナズマヒカリイシモチ、ジョーフィッシュが口内保育を始めたり、ハナイカが卵を産んだり生態シーンは目白押しです!