
ヌメアでガイドをしていたときは全く見かける機会がなく、図鑑に掲載されている写真を眺めるだけだった、僕にとって幻の生物。固有種コンスピキュアスエンゼルフィッシュ。
オーストラリア南部からニューカレドニア、ロードハウ島と狭い地域に生息し、個体数も少なく、非常に見る機会が少ないレアなキンチャクダイの仲間です。その珍しさによりアクアリストの世界ではびっくりするくらいの販売価格がつくほど。10cm以下の個体であれば、販売価格が30万円などという情報も。。。
移動範囲やお気に入りのクリーニングステーションの場所など、出会う度にいろいろな発見があり、徐々に出会える確率が上がっています。リクエストを頂いたときには必ず紹介できるよう、今後もじっくり観察していきます。
さらに年に数回ほどしかお目にかかれない固有種ウミウシのヌメアカタライ。
2週間前から同じ場所に居着いています。どうやら橙色のカイメンが好物のようで、この場所から全然移動していません。潮当たりのいいポイントなので、潮によって流されないかとても心配です。
ここ最近ずっとゲストに紹介しているので、僕にとってレア感が無くなってきました。
しかし一度姿を消せば、次にいつ出会えるかわからないので、会えるときに観察を続けていきます。
CATEGORY:ニューカレドニア