
こんばんは本日は大瀬崎よりカズがお届けします!!
さてさてここのところの浮遊生物ニュースは
とあるイカを見ることになりました
そのイカは遠くから見ると銀色に輝き、近づくと今度は赤っぽい紫に!!
形から見るとスルメイカなのかなぁと思っていたのですが
水中写真家の阿部秀樹氏に連絡して聞いてみるとなにやら違うようで
スルメイカには赤の色素が細胞にないのでスルメイカではないとのこと
また今時期にそのサイズは可能性が低いとのことも教えていただき
そうなると近い種類ではアカイカの可能性が高くなるとのことです
ちなみに皆さん
アカイカってあまり聞いたことのないイカではないのでしょうか?
ダイビング中では見ることが難しいイカなのです
なぜかと言うと外洋性で深場にいるイカなので
遭遇率が低いのです
そんなお会いできたらうれしいアカイカを
今回は写真付きでご紹介していきたいと思います
写真がその時のアカイカだと思われる個体
体調は6cm前後の幼生
ライトトラップ中に水面付近を移動していました
写真を見比べてみてください
3枚ともに写真は一緒の個体です
見てわかるとおりで色が変わっていますね
先ほどは色素と言っていましたが
コウイカなどで見ている方もいるかもしれませんが
イカは早いスピードで体色を変えることができるのです
体の中に色素細胞という細胞があり
色を変えることが可能なのです
筋肉の動きで引っ張り、
伸ばしたり縮めたりすることで
紫色に見えた、銀色に見えたりするのです。
威嚇や求愛、擬態などなどでこの色の変化を行っているようです
ちなみに去年の11月ごろにもこのイカの成体をを見たことがあります
上司がでかいイカがいると言って見に行ってみると
約60㎝前後の個体が水深2m前後で瀕死状態でした
成熟すると深い場所にいるようで
昼間は外敵のいない深海数百mに生息しているようですが
夜になると餌を求めいて水深50mぐらいまで上がってくるようです
そんな水深にいるイカなので
何かの弾みで浅いところに上がって来たようですね
ちなみにこの写真は発見した上司の撮影姿
大きさがこれでわかるでしょう
こんなアカイカですが今の時期ですと成体はむずかしのですが幼生ならば大瀬崎のナイトでは見れる可能性があります
ライトを置いておくとイカはものすごく光を感知する能力に優れているようでどういうわけか近くに寄ってきます
私が見た限りですとたいていよって来るイカは光源ではなくその近くでふわふわ浮いている感じです
あまりの強いライトの光にフラフラしているのかもしれませんね
とにかくこの時期からはイカが面白いです!!
自分の好きなホタルイカモドキの仲間も出始めましたからね(*^ワ^*)
皆さんもそんなイカ達を狙いに来られるのはイカがでしょうか笑??
以上大瀬崎より、浮遊生物イカ偏(アカイカ)をカズがお届けしました