
本日は大瀬崎よりカズです!!
いよいよ10月も残りわずか、秋も過ぎ去ろうとしている季節に変わってきましたね
今年は台風のおかげで例年見られているナンヨウツバメウオも例年より少し遅れて登場
太陽が入るときれいですねぇ
ちなみに夏から見られているミカヅキツバメウオも少し数が減りましたが、未だに大瀬崎湾内で見られます
さて、今回は以前夏にご紹介したミジンベニハゼの成体の続きの最後のところが抜けていたのでそこを
ご紹介していきたいと思います
ちなみに下のリンクが以前の記事になります
以前の写真の最後はハッチアウトで終了だったと思うのですが
今回はまたそこからのお話をしていきましょう。
ちなみに前回までは約10日~7日ぐらいで卵が成熟しハッチアウト
ただ水温などや時間帯、そのときの状況などで変化があるのがわかりました
そんなところで、まずはハッチ後のビンの中
とにかく稚魚たちが元気いっぱいに泳ぎ回っていますねタイミングが合えばこんなシーンも!!
タイミングが合うと一度にたくさんの稚魚が見れます
これがミジンベニハゼになるとは想像がつきにくいですよね(・ω・;)
ただここで考えてみて見てもらいたいのは
このビンの中の稚魚は瓶口が狭くなかなか外に出られない個体が多いのですね
外に出れない子たちを親ミジンはどうするのかですね
そこで親が大活躍するのです
それが次の写真です(≧∇≦)
なんと親ミジンが稚魚を口にくわえて
そのままビンから出ていき
稚魚を外に出て行き吐き出す!!
写真はちょっとボヤけて見にくいので
別カットもご用意しています(`・ω・´)
そんな感じでひたすら
オスもメスも必死にくわえて吐き出すことを繰り返します
こうしてほとんどの稚魚がいなくなると
その後は親ミジンがビン内をきれいにして次の産卵をするのです
稚魚ミジンは大きくなってまた戻って来てくれるとうれしいですね(*´꒳`*)
水温も下がり始めてもう何回も見れない状態ですね
今年は大瀬館を使っていただいている、
お客さんも2人ハッチアウトをバッチリと動画でも停止画でも撮っています
数年前までは現地のガイドさんやカメラマンと一部の方しか撮れなかった写真も
今やいろいろな人が撮影ができるようになりました。
来年にでも時間を合わせて現地のガイドさんの情報などを聞いて、
狙ってみてはいかがでしょうか??
1回で狙うのはかなり難しいですが
良い瞬間が撮れるとうれしいですからね(*´∀`)
ただミジンベニハゼを撮影するときの注意があります
ビンには触れないこと動かさないこと
ビンについている上向きの卵が下向きにするとビンの中に貝が入ってきたときに
ミジンベニハゼがいくらがんばっても追い出すことができません(´・ω・`)
上に卵があればミジンベニハゼが突いて下に落とすことは可能ですからね
マナーを守って観察・撮影を楽しみましょう!!
以上大瀬崎より、カズでした。