
こんにちは、翔です。
今年もこの時期がやってきました。
皆様、冬の葉山と言えば何を思い浮かべるでしょうか??
海藻の森、チャガラの求愛、抱卵、ウミウシ・・・・。
もちろん、上記に挙げたリクエストも多数頂くのですが、やっぱり冬の葉山と言えばダンゴウオではないでしょうか!?
今年もダンゴウオが現れる時期となりました。
ダンゴウオが現れてからというもの、連日ダンゴウオリクエストを頂いております。
葉山のダンゴウオはエツキイワノカワという赤色の海藻につくことが多いので、赤いダンゴウオが多いです。
先日、宮城石巻のHigh briedgeのまささんのところへ潜りに行く機会があり、ここのダンゴウオはピンク色の壁にいることが多く体色もピンク色のダンゴウオが観察できました。
居る場所によって、ちがう色が観察できるのもダンゴウオの魅力の一つです。
そして、今年もダンゴウオの抱卵も見つかり、3年連続で貴重な生態シーンもしっかり記録を残すことができました。
分かりづらい写真で申し訳ないのですが、穿孔貝が開けた穴の中に、緑色の親ダンゴが自分の体で穴を塞ぎ、その中で必死に卵を守っています。
3年間という時間をかけて観察を続けていることで、だいたいダンゴウオが抱卵をするであろう環境も見極めることが出来るようになってきました。
限られた期間しか出会えないので、データをとるチャンスも少なく時間がかかりますが、1つ1つ解明していくことが現地ガイドの
楽しみだなと実感しています。
今年も1つでも多くダンゴウオの秘密を解明できるようにしっかり観察して行きます!
以上、翔でした!!