
皆さんこんにちは大瀬崎よりカズです
さていきなりですが、皆さんは釜茹でのシラスなどやチリメンジャコなどを食べたことはありますよね??
その中でよぉく見ると得体のしれない生き物たちが入っていたのを見たことはないでしょうか??
今回はそのジャコやシラスに入った不思議な生き物達のご説明をしていきますね
まずあの中に特に多いのがゾエアだと思われます
ゾエアってなんだ???っと思われる方もいると思われるでしょう
簡単に説明すると実はエビだったりカニなどの子供なんですよ
実はカニやエビ類などの甲殻類たちは
親が卵を飛ばし、漂わせる→卵→孵化→幼生時期→成体という流れになっています
カニの場合その幼生時期をさらに細かく分けると(ゾエア→メガロパ→稚ガニ)という状態になっているのですよ
ちなみにこれがゾエア
ヘイケガニ科のゾエアだと思われます
シラスの中にこんな奴入ってなかったでしょうか??
気がつかずに食べていたかもですね
そしてカニ類はこの次のステージ進んでいくとメガロパ幼生になります
だんだんとカニっぽい形になります
この写真ではわかりづらいのですが
手を出し入れしている姿がとても面白いです(^▽^)
このように浮遊時期では普段見ているカニやエビたちも形がまったくことなるのです
これからはシラスやジャコを食べるときは要チェックですね
きっとゾエアだぁ!!メガロパ入っていたぞ!!
って感じでなかなか食が進まなくなる気がしますからね笑
さてここからは少し変わっている浮遊時期の生き物をご紹介していきたいと思います
浮遊時期の生物
ヤドカリのグラウコトエ幼生
浮遊時期の個体は腹部の脚が鰭のようになっていてそこで浮遊移動が可能となっています
このように成体の前の浮遊時期の生き物達は少し形・色がほかと違います
中にはまったく生体が異なりこれはナンだろうと思う生き物達もいるのでまたもご紹介していきます
これは貝類の一種の幼生です
羽のようなもの(ベーラムと呼ばれるもの)が付いているので少し不思議に思えてしまうかもしれないのですが貝も卵→浮遊時期→着底
という順序をたどります
これこそ幼生ではなく妖精ですね
あっ!!なんでもないです。。。
ちなみにこの個体は貝のマクジリヴィリア幼生と呼ばれます(たしか・・・。)
今度はまたもや甲殻類です
すこし面白いのがこの生物(*゚▽゚)ノ
これはメガロパ幼生なのです
今の時期には沢山、スナギンチャクの周りで見られる生物です
全く形が違うから見当がつかない人もいると思いますがなんとミズヒキガ二なのです∑(゚Д゚)
このような感じで幼生と成体は姿形が違います
魚類も1種類お見せしましょう
この魚は南では定番です
伊豆でも見られますよぉ♪
黄色いからなんとなぁくわかるかな??
チョウチョウウオの子供なのです!!
トリクチス幼生といいます
1センチぐらいの体でふわふわライトに寄って来たときはたまらないですね(=´▽`=)
まだまだ沢山変わった生き物はいるのですが今日はここまでにしましょう
皆さんもダイビング中にたまぁに水面付近もいろいろと捜してみてください
浮遊している妖精ではなく幼生に出会えるかも
ちょっと変わった世界が見られるかも
以上、大瀬崎よりカズでした