
みなさん初めまして。
今回新しく新世代ガイドブログに加わりましたパプアニューギニア・マダンリゾートの山口高宏と申します。リゾート内ではTAKAと呼ばれています。
パプアニューギニア・マダンと聞いてもイマイチどこかわからないし、
どんなところかもわからないのが普通。
ここでは基本情報は割愛しますが、
今月発売のマリンダイビングにも載ってますし、
HPも最近立ち上げましたので気になる方はクリック!
パプアニューギニア・マダンでダイビング -Niugini Dive Adventures-
「地球最後の楽園」、「地球最後の秘境」などと巷で呼ばれているパプアニューギニアは
なんだかすご〜く遠い国のような気がするかもしれませんが、
日本から直行便で6時間半、マダンへは+1時間と秘境と言っても実は意外に近いのです。
それでも「秘境」とだけあって、ダイビングに来る日本人ゲストの方は「ずっと行ってみたかった場所」と言ってくれる方が多いです。
そういった方が期待するもの、あるいは驚くものがあります。
それは手付かずのサンゴ礁です。
こちらはPLANET ROCKというポイント。
PLANET ROCKは外洋にある巨大な山脈のような隠れ根。この写真はその根の上、水深5mに広がるサンゴ礁なのです。
ヘラジカヤサイサンゴやテーブルサンゴが見事です。世界的に海水温が上昇している中、マダンのサンゴは元気に生きています。こんな光景なかなかないのでは?
アカネハナゴイの綺麗さも相まって。
本来はまるでバケツをひっくり返したかのようなフュージラーの群れや、ギンガメアジやスマ、グレイリーフシャーク、ハンマーも出る大物ポイントと謳われていますが、たとえ大物に出会えなくて、「あ〜あ残念だ〜」なんて思っても、最後に安全停止をしたら誰もが癒されることでしょう。そこから先に「残念」の言葉はありません。むしろ残りのタンクのエアを全部使ってでもここにとどまりたいと思うでしょう。
PLANET ROCKでする安全停止を「最幸の安全停止」と呼んでも過言ではないと思います。
透明度が良ければの話ですが。
もう1つ紹介したいポイントがあります。
こちらはBANANA ROCKというポイント。
ハマサンゴの仲間でしょうか?
サンゴの段々畑が下が見えないくらい続く、全長100mほどのコーラルリーフ。
遠目から見るとその壮大さがわかります。ここのサンゴは白化したことあるの?
って思うぐらい偉大。
この手付かずさを目の前にして、「この景観を守らなければ」と思うのですが、
なかなか現地の人たちは理解してくれません。
アンカーを落とした跡はたくさんあるし、
釣り糸は絡まってるし、守られていないのです。
釣りとダイブサイトを分けて、そろそろ自然保護区にしてもいいんじゃないかと思います。
そうなったら多分ダイビング料金上がっちゃいますけど、
それでもみなさんがマダンに来てくれることを信じています!