
アピヌーン!
ちょうど1年前の今日、マダンリゾートの桟橋下を初めて潜りました。
初めて潜った時はマンジュウイシモチが群れてたり、スパインチークアネモネフィッシュがいたり、探せば探すほど生物が出てきてマダンのダイビングの可能性を感じたのをよく覚えています。
それから暇な時間を見つけて潜り続け丸1年!
現地のガイドは桟橋下を潜ることもなく、日本人の先輩ガイドがいたわけでもなく、
ゼロから開拓してきたこの桟橋下は今ではニシキテグリが発見できたり、
潜れば潜るほど固有種の宝庫であることがわかったのです。
マダンリゾートの桟橋下は潮の流れのない入江に位置しています。入江から出ると水路になっており、住んでいる生き物が全然違います。水中はゴミだらけで、下は砂地というより泥。それでも空き缶の上にサンゴが生えていたり、生物が力強く生きているのです。
その中で生きる特に生息域の狭い固有種を紹介します。
まずこちら。スポッテッド・ロー・コーラルブレニーです。
北部パプアニューギニアにしか生息していない固有種のギンポです。
どこにでもいそうだから普通なら無視するかも。なんとなく撮ってみたギンポが固有種って桟橋下だからと言って侮れません。というかPNGのポテンシャルが高い。
桟橋下であればたくさんいます。他のポイントでは一切見かけません。
続いて、ドッテッド・フェアリーラス
PNG、東オーストラリア、フィジーに生息するイトヒキベラの固有種。
これもまぁ地味だし、ベラだし、普通なら無視するでしょう。僕も無視でした。
本当はメラネシアン・フェアリーラスのメスかと思って撮ったのですが、これも思わぬ固有種の収穫だったのです。大きいオスの個体がヒレ開くと綺麗に撮れるのですが、これはまだ少し幼い個体。この子はマダンの他のポイントでもどこにでもいます。気軽に撮れる固有種です。
桟橋下は広いので、初心忘れずこれからも開拓していきます!
パプアニューギニア・マダン
TAKA